比奈の諸国漫遊記

ユーラシアで旅に出たい。そんな夢を実現するために練習したりコラム書いたりバッグを作ったり…

比奈の首都圏アンダーグラウンド探訪②

やあ、旅先で野宿をするならトイレの近くを探したほうが良いぞ。

 

迂闊ながらうっかりトイレが遠かったばかりに酷い目にあった比奈である。

 

前回に引き続きアンダーグラウンド探訪をしようかと考えている。

 

今日紹介するのは横浜石川町の北側に位置するドヤ街「寿町」である。

 

 

寿町は元々港湾労働者が多く集まっていたエリアで、格安で泊まれる宿が多いのである。

 

近年では外国人旅行者やら貧乏旅行の学生やらが泊まりに来るために治安もマシにはなったのだが、前回の記事を読んだカンのいい読者はお察しの通りなのである。

 

ここには路肩はゲロとゴミまみれ、真昼から道端でタバコをせびってビールを開けたり焼酎を啜ったりしてるような連中がたむろしているエリアなのである。

 

 まあ、中華街からは離れた位置にあるために住み分けは行われているのだが、場合によっては横浜スタジアムの軒下に住んでいたり、なんて芳ばしさが漂っちゃったりする事もある。

 

そして、この寿町で私が勧めたいドヤ飯は寿町福祉労働会館付近にあるにのみや食堂の「カレーライス」である。

 

一発目からカレーかよ

 

なんて言わないでほしい。

 

ここはある意味人生において経験できぬ経験をすることの出来る食堂なのである。

 

位置的には横浜の寿町福祉労働会館のすぐ裏。最近は治安も悪くないのだが、女性が入るのはオススメ出来ないし、多額の金銭を持っての入店や、高級品やカメラを持ったままの入店もオススメ出来ない。

 

身なりはヨボヨボ、視線も合ってない、手も震えてる…そんな末期高齢労働者が集うのがこのにのみや食堂なのである。

 

店頭には様々なメニューが並ぶガラスのショーケースがあり、納豆定食(600円)、まぐろのブツ切り定食(750円)など魅力あふれるあるのだが、私としてはその中でもカレーライスを推したい。

 

美味しいお米コシヒカリ(どこ産とは言ってない)を使用したカレーライスは肉も野菜も少ないながら、中々イケる味なのであった。

 

店内には無数のメニューが貼られており、朝から夜まで定食を頼む事ができる、とのことだった。また、定食には食堂手作りのお惣菜やら味噌汁やらがつくため、もし余裕があるならそちらにも挑戦してもらいたい。

 

だが、注意してもらいたい。

ここはドヤ街である。

つまり、身なりのキレイな奴は浮くのである。

ここでの身なりのキレイな、と言うのはアイロンがかかったスーツと言う事ではなく、昨日洗濯した服の事を指す。

 

もし、それでも行きたいのであれば出来る限りヨレヨレの服を探し、前日汗だくになったTシャツに布団の中で一緒に寝たワイシャツを羽織り、高校時代の体育館履きを履いていかねばならぬ。

 

兎にも角にも、襟の立ったワイシャツにヴィトンのポーチバッグを持って行く、なんてのは勿論、お気に入りの金時計なんてのも論外なのである。

 

ここに行くなら百均の腕時計の盤面を割って行くくらいのレベルで充分なのだ。

 

今回は比較的マイルドであったが次回のアンダーグラウンド探訪ではもう少し深くに入ってみたいと思う。


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こんなとこには行くつもりはないが。